【アメリカ】ディアマンテス、ロス公演決まる 実行委員会が「夢」実現へ


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ディアマンテス米国公演の実行委員の皆さん。前列中央が委員長のペドロ安慶名さん

 ペルー沖縄系三世のアルベルト城間さんをボーカル・リーダーとした人気バンド、ディアマンテスが、1月末のペルー沖縄移民百年祭出演の途中ロサンゼルスでコンサートをすることが決まった。北米沖縄県人会(当銘貞夫会長)が主催し、建設資金部(ケン神谷部長)の要請に応えたもので、1回だけの公演となる。切符売上金は「県人会エレベーター建設委員会」と「ペルー百周年祭準備委員会」に寄贈される予定。

 9月中旬アルベルトさんのおじ、トミオ山城さんにディアマンテスのペルー公演の情報が寄せられた。トミオさんはいつの日にかディアマンテスがアメリカで演奏してくれることを夢に見ていたが、なかなかその機会に恵まれなかった。トミオさんは甥(おい)でペルー二世のペドロ安慶名さんに相談、その結果「ディアマンテス・アメリカコンサート実行委員会」を設置、ペドロさんを実行委員長に選出し、沖縄県人会理事会に提案、決議された。
 折しも北米沖縄県人会では、県人会館にエレベーターの設置の必要性が叫ばれ、募金運動の真っ最中であったため、主催を承諾、募金のための協力出演を要請した。
 実行委員長の安慶名さんは「ロサンゼルス方面に多くのペルー沖縄系が住んでいる。その人たちのためにも、また県人会の要請にも快くコンサートを引き受けてくださったディアマンテスのウチナーンチュとしての心意気に深く感謝します」と語った。当日は地域から真境名愛子門下生、琉球國祭り太鼓、琉球民謡協会の先生、ペルーバイラーグループが賛助出演することになっている。
(当銘貞夫通信員)