【ハワイ】会館15周年と茶屋落成喜ぶ 生け花展など開催


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社
生け花のデモンストレーションなどが行われ、出席者を楽しませた茶屋の落成式=ハワイ沖縄会館

 ハワイ沖縄会館建設15周年記念式典および勢理客シゲル、ソヨ茶屋の落成式がこのほど、ハワイ沖縄会館で行われた。茶屋は、ハワイ2世勢理客ジェイムス氏の寄付によって、会館の事務所のあるヒガビルディングに増築された連合会メンバーのための多目的室である。昨年7月31日に着工し、シゲヒガビルダー社の比嘉正茂氏の協力で完成した。
 会場の高倉ガーデンには、ハワイ沖縄連合会役員やメンバー、建築関係者が集まった。建築の設計を手掛けた山里モリース氏の司会で、式は進行。ハワイパーランクークラブと獅子舞の豪快な太鼓の音で始まった。席上、勢理客氏は、「これからの連合会のために、茶屋をうんと利用してほしい」と喜びを語った。

 オープンした茶屋では、ハワイ2世画家の高良清吉氏の作品の展示即売、池坊生け花の展示、さらに木田信子インストラクターによるデモンストレーションが行われた。また、茶屋とつながるヒガビルディングの展示室には、ハワイプランテーション時代の展示品以外に、ハワイ空手博物館、チャールズ・グットイン氏のコレクション、ハワイの空手家、新川トム氏(故人)の写真展も開催された。
 テルヤビルディングでは、仲宗根マイケル氏率いるロイヤルハワイアンバンドによる沖縄の名曲の演奏で始まり、15年前の建設にかかわったメンバーがあいさつをした。軽食が振る舞われる中、出席者は多彩な余興を楽しんだ。
 (名護千賀子通信員)