沖縄文化アピール ブラジル移民100周年式典


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<ブラジル移民100年>力強いばちさばきを見せるレキオス芸能同好会エイサー太鼓のメンバー=22日(日本時間23日未明)、サンパウロ

 ブラジル日本人移民100周年記念式典の祭典の部が22日(日本時間23日未明)、サンパウロ市アニエンビ総合センター内サンボードロモ多目的会場で21日に引き続き開かれた。

南部パラナ州ローランジア市移民センターでも22日、同州実行委員会主催の記念式典が開かれた。同州には日系人が多く暮らし、ロンドリーナ市は名護市と姉妹提携している。
 サンパウロの祭典では、レキオス芸能同好会エイサー太鼓が力強い演舞を披露し、県系人団体や県関係団体も多彩な演目で沖縄の文化をアピールした。
 ブラジル沖縄県人会の与儀昭雄県人会長は「沖縄の人々から贈られた紅型で立派に『四つ竹』を舞うことができ、感謝している」と式典の感想を話した。
 パラナ州の式典ではさまざまな出し物が披露された。同州では移民100年を記念した伝統芸能や演劇、美術展などの文化事業からスポーツ大会まで多彩な催しが繰り広げられ、18―22日には「ロンドリーナ移民博覧会」が開かれた。