ブラジル・アルゼンチンへ 県訪問団340人出発


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<記念式典に向けて>南米に向かう100周年記念訪問団=21日、那覇空港国際線ターミナル

 ブラジル・アルゼンチン100周年記念訪問団の約340人が21日夕、那覇空港から南米に向け、チャーター便で出発した。同空港国際線ターミナルで出発式が開かれ「移民した先人たちをたたえ、県系人を激励しよう」と意気込みを示した。

一行は両国で開かれる県人移民100周年記念式典などに出席する。
 同訪問団には、安里カツ子副知事や高嶺善伸県議会議長、嘉数昇明県経営者協会常任理事ら、県、県議会、市町村、市町村議会、各種団体から参加している。両国の県人移民100周年には県内から同チャーター便以外の参加者を合わせて計600人以上が参加する見込み。
 出発式で安里副知事は「ブラジル、アルゼンチンの経済、教育、文化など多くの分野で県系が活躍し、両国の発展に尽力していることは大きな喜び。現地の皆さんに感謝を示して、交流を深めたい」とあいさつした。
 日本航空によると、沖縄から南米に向けたチャーター便は今回が初めてという。