【29日米トーレンス市座波幸代】北米沖縄県人会創立100周年記念式典が29日、米トーレンス市のホテルで開かれ、米国各地の県系人ら600人以上が参加した。
沖縄から海を渡り、新天地を切り開いた先人たちの功績に感謝しながら、次の世代に沖縄のアイデンティティーや肝心(ちむぐくる)、文化を継承していくことを誓い合った。琉球新報社の高嶺朝一社長から比嘉朝儀同県人会会長に特別表彰状が手渡された。
当銘由洋同式典企画実行委員長は「開拓者たちは誰も経験したことのない言葉や人種、文化の壁を乗り越えてきた」と先人たちの苦労をねぎらい、開会を宣言。仲里全輝副知事は「新たな100年に向け、県人会のますますの発展を祈念する」と仲井真弘多県知事のメッセージを代読し、歴代の県人会長らに感謝状を贈った。