県系人の大きな誇り 北米県人会、興南選手を歓迎


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歓迎会で比嘉朝儀会長(後列左から6人目)ら県人会理事と記念撮影する興南の選手=ガーデナ市の沖縄県人会館

 日米親善高校野球は4日(日本時間5日)、カリフォルニア州のアーバンユース・アカデミー球場で第1戦があり、日本選抜はアーバンユース・アカデミーと熱戦を展開、島袋洋奨投手(興南)が先発し六回まで3失点と好投、我如古盛次選手(同)が4安打3得点の大活躍を見せ、9―6で日本選抜が勝った。

 試合終了後は、北米沖縄県人会が主催した「興南高校野球の偉業」をたたえる歓迎会がガーデナ市の沖縄県人会館で行われた。興南の名はアメリカに住む日系人の間でも高く評価され、メディアから取材要請が殺到、県人会館の収容人数を超える150人が参加した。
 日本選抜に参加した興南の我如古盛次、島袋洋奨、山川大輔、眞榮平大輝、国吉大陸の5選手が参加し、それぞれ大学進学などの抱負を述べた。選抜チームを率いる我喜屋優監督は「アメリカでの沖縄系の方々の活躍は目を見張るものがある。これからは沖縄が日本をリードし、世界をリードする時代がやって来た。今日の試合も興南の選手が半分以上の得点をした」と語った。
 比嘉朝儀沖縄県人会長は、「興南の偉業は海外に住む沖縄県系人にとっても大きな誇りであり喜びです。楽しい思い出を沖縄へお持ち帰りください」と選手、監督をねぎらった。
 (当銘貞夫ロサンゼルス通信員)