沖縄イケメン連、ウチナーンチュ大会参加者に手作りストラップ


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 まちづくりNPO沖縄イケメン連(白鳥哲也代表)は、世界のウチナーンチュ大会の参加者にトックリキワタの綿で作った携帯ストラップ5千個をプレゼントする。その作業に取り組むメンバー5人は毎週水曜日夜、那覇市NPO活動支援センターに集まり、綿の選別作業に余念がない。

 トックリキワタは、1987年にオリオンビール創立30周年の「花の国際交流事業」などで南米から種子が取り寄せられ、県内に広まった。11月から12月にかけて咲くピンク色の花は鮮やかだが、その一方で3月から5月にかけて実を付け綿を飛ばすため、街路樹は歩道を汚す面もある。
 沖縄イケメン連は、地域活性化を目的に結成。世界のウチナーンチュ大会にも何か貢献できないかと考えていた。白鳥代表は「“邪魔者扱い”されるトックリキワタの綿を、価値ある地域資源として生かせないかと考案した」と説明。材料となるトックリキワタの綿を公園などから拾い集め、綿の中から種を取り出し選別しながら一つずつ手作業で作っている。
 携帯ストラップは縦、横とも約2・5センチ。黄色のキルトにブタの絵が描かれ、「2011 OKINAWA 世界のウチナーンチュ大会」の文字が記されている。ストラップの中に綿を入れ、縫い合わせやひも付けなどは、沖縄市の社会福祉法人・新栄会に業務委託する。

<手作りストラップ>作業をする沖縄イケメン連のメンバー=25日、那覇市NPO活動支援センター
トックリキワタの綿を入れ作った携帯ストラップ