息づく沖縄文化 ペルーで芸能祭 県人会100周年


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社
ペルー沖縄県人会の100周年を記念して行われた芸能祭=21日、ペルー沖縄県人会館

 【ペルー・リマ市21日宮城久緒】ペルー沖縄県人会創立100周年を記念した芸能祭(主催・ペルー沖縄県人会)が現地時間の21日(日本時間22日)にリマ市の沖縄県人会館敷地内で行われた。

県系人を中心に600人以上が詰め掛け、沖縄の伝統芸能を楽しんだ。演舞者は日ごろからの練習の成果を発揮し、息の合った演舞や演奏を披露した。
 敷地内にあるグラウンドでペルー県婦人会による華やかな琉球舞踊と若い世代による勇壮なエイサーで幕開け。会場を屋内に移し、愛好者による琉球民謡の演奏、県人会青年部による獅子舞など多彩な沖縄の歌と踊りが繰り広げられた。最後はカチャーシーの「唐船ドーイ」で締めくくり、世界のウチナーンチュ大会への参加を誓い合った。観覧した上原良幸副知事は「沖縄の文化が息づいていることを確認できた」と話した。