首里城森づくり始動 東村で児童らイヌマキ植樹


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<首里城古事の森づくり>イヌマキを植樹する児童ら=11月30日、東村平良

 【東】首里城修復に使うイヌマキなどの森づくりを進める首里城古事の森育成協議会(照屋寛孝会長)は11月30日、東村平良の国有林にイヌマキ300本を植樹した。

同協議会や東小学校4年生、東村関係者など約60人が参加した。
 同協議会はこれまで、伝統的な建築物や工芸品などに使われるイヌマキやイジュの植樹活動を国頭村安波の国有林で実施しており、森をさらに広げようと新たに東村でも植樹活動を実施した。
 森は0・68ヘクタールで、同日までにイジュ400本も植えられた。同協議会は来年、オキナワウラジロガシを植える予定で、今後は地元やボランティアと協力しながら手入れを進める。植樹後、同小の児童が「首里城古事の森づくり」を宣言した。比嘉のあさん(10)は「木を植えて疲れたけど楽しかった。大きくなって首里城の修理に使ってほしい」と語った。

英文へ→Afforestation project for Shuri Castle starts in Higashi-son