【ペルー】母村研修生2人を激励 宜野座村人会


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社
第一次宜野座村南米派遣青年研修生の比嘉里美さんと伊差川研作さんを囲んで、伊芸洋一会長、フアン島袋県人会長、エレーナ崎原婦人会副会長と元村費研修生の皆さん=12月28日、中華料理店フウジョウ

 在ペルー宜野座村人会(伊芸洋一会長)は、12月28日、母村から第一次南米3カ国青年派遣研修生として、同19日にリマ入りした比嘉里美さん(宜野座村役場勤務、23歳)と、伊差川研作さん(学生、27歳)を囲んでの歓送会を開いた。
 歓送会にはフアン島袋ペルー沖縄県人会長、エレーナ崎原ペルー沖縄婦人会副会長ならびに在ペルー各市町村人会長はじめ、これまで村費で母村に研修生として受け入れられた多数の元研修生らも駆けつけた。
 伊芸会長はあいさつで2人を激励。比嘉さんと伊差川さんは、一世の村人たちのご尽力に敬意を表し、村人会の発展に貢献している現幹部らに謝意を表した。
 比嘉さんは1986年から開始された村費海外研修生受け入れ事業の20周年記念誌作成に携わっている関係で今度の海外研修生に選ばれた。伊差川さんはアメリカ留学を終え、現在語学の研究に携わっている関係で派遣が決まった。
 19日深夜、リマ入りした2人は、それぞれ在ペルー宜野座村人会のメンバー宅にホームステイ、翌日から宜野座村人会・幹部の案内で精力的に日系人最初の入耕地「カンニェーテ」や、近くのルナワナ―川や最初の寄港地「セロ・アス―ル港」を訪れた。
 比嘉さん、伊差川さんの2人は30日早朝、次の研修先アルゼンチンに向け旅立った。
(赤嶺光弘通信員)