山内さん今年も手作り 歴代最長こいのぼり


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全長18メートルの巨大こいのぼりを製作している山内平三郎さん=24日、八重瀬町宜次の白川ハイツ集会所

 【糸満・八重瀬】5月5日の「子どもの日」に合わせ、糸満市と八重瀬町で全長18メートルの巨大こいのぼりが披露される。同町宜次の山内平三郎さん(65)は、毎年この時期になると10メートル前後の巨大こいのぼりを製作しているが、今年は歴代最長を達成した。山内さんは「ぜひ見に来てほしい」と呼び掛けている。

 最初は4月27日、同市摩文仁の県平和祈念公園で開催される2013年度平和祈念こいのぼりまつり(県平和祈念財団主催)で、ことし初披露。それ以降は28日と5月5日、同町港川の公民館で催される「やえせYOU結う・YOU遊 こいのぼりあしび」(同実行委員会主催)で揚げられる。
 巨大こいのぼりは、防水シートを貼り合わせて製作。縦は最大7メートルに上る。目や胴体の模様は、山内さんがフェルトペンで描いた。当日は、ビニールシートで作った上中下それぞれの大きさのたこを三つ揚げ、このたこにこいのぼりをつなげて空に浮かべる。材料は全てホームセンターで仕入れた。
 「どうせなら大きいほうがいいだろう」と考え、一昨年は8メートル、去年は16メートル、ことしは18メートルと、毎年巨大なこいのぼりを作り続ける山内さん。「とにかく大きい。迫力があると思う」と話し、多くの子どもの見学を期待している。
 山内さんはそれぞれの日で、沖縄の伝統たこ「フータン」の製作方法も教える予定。