【名護】地元住民に親しまれた名護市大浦にある滝への散策道を整備しようと、名桜大の学生らボランティア14人が4月28日、滝につながる山道で草刈りや伐採作業をした。
将来は大浦の新たな散策コースとして活用される予定で、4、5の両日、わんさか大浦パークで開かれる「わんさか子ども祭り」では学生らが整備した場所で川遊びなどが行われる。
滝は地名を取って地元では「まんかーの滝」と呼ばれ、落差は6、7メートル。現在は道がないため子どもは滝まで行けないが、下流の川沿いで木や竹を切り払い、川遊びができる広さの場所をつくった。
滝の復元を提案した島袋松幸さん(70)=名護市大浦=は「小中学生時代は草刈りのついでに道草して友達と遊びに行った。ウナギやテナガエビもいて、楽しい所だった」と振り返る。現在は一部崩れているが、かつては10メートル以上の滝だったという。
島袋さんの提案を受けて、名桜大の学生でつくる「Meio Communication Group」(MCG、與儀滝太代表)が協力し、3月から作業を始めた。
與儀代表(4年)は「学生と地域をつなぐため1年前から活動している。将来は大浦の森で遊ぶ環境がつくれたら。地元と密着した活動を続けたい」と語った。
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