【本部】本部町の美ら海水族館で1日からマダライルカが大水槽「黒潮の海」で公開されている。イルカの水槽展示は同水族館で初めて。海中生物の生態などを知る上で貴重だという。
マダライルカは和歌山県太地町立くじらの博物館から譲渡された。現在公開されているのは雄雌の2頭。残り1頭も準備が整えば公開される。イルカは海洋博公園内のショーで活躍しているが、同水族館のシンボル的存在でもあるジンベエザメなどの魚が入る水槽で展示される機会はなかった。同水族館魚類チームサブリーダーの仲里美之さんは「自然の生態系を再現すると同時に、魚と哺乳類がどう共存しているかなど、調査研究したい」と話した。