ヤンバルクイナ放鳥 事故で保護 元気に森へ


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交通事故によるけがから回復し、元気よく森に帰るヤンバルクイナ=27日、国頭村与那

 【国頭】国頭村与那で交通事故に遭い保護されていた雌のヤンバルクイナ1羽が27日、関係者らによって放鳥された。

ことしに入ってから同日までのクイナの交通事故は20件に上り、昨年に次いで多い。環境省やんばる野生生物保護センターの山本以智人自然保護官は「できるだけ法定速度を守って走ってほしい」と呼び掛けた。
 保護されたクイナは、18日早朝に県道2号で交通事故に遭って動けなくなってるところを地元の人が発見し、センターに連絡した。クイナは左足を擦りむき、体力が消耗していたという。NPO法人どうぶつたちの病院沖縄が引き取って治療した。
 山本さんは「発見者の迅速な対応が回復につながった。けがをしたクイナを見つけたらセンターまですぐに連絡してほしい」と話した。

英文へ→Yambaru kuina rescued from road accident released in forest