力と技 激突 夏の全島闘牛大会


社会
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迫力のある取組で会場を沸かせた夏の全島闘牛大会=11日午後、うるま市石川多目的ドーム

 【うるま】沖縄闘牛界の中量級(970キロ以下)と軽量級(850キロ以下)の最強牛を決める夏の全島闘牛大会(県闘牛組合連合会主催、琉球新報社共催)が11日、うるま市石川多目的ドームで開かれた。

軽量級で新王者・琉仁謝名親方が誕生し、北部闘牛組合に初めて優勝旗が渡った。中量級は闘将ハヤテが3度目の防衛に成功した。会場には家族連れなど多くの闘牛ファンが駆け付け、県内全域から集まった人気花形牛20頭が繰り広げる一進一退の攻防に熱い視線を注いだ。
 今大会最長の19分に及んだ軽量級優勝旗争奪戦は、挑戦牛の琉仁謝名親方が角を掛ける技を駆使し、嘉良来亥背白(からくりせじろ)を追い詰めた。最後は隙を突いた猛攻で敗走させた。
 中量級優勝旗争奪戦は、交角2分すぎ、王者・闘将ハヤテが横開きの鋭い角で挑戦牛・古堅モータース喜神の横腹を突き上げ、柵に押し付けて決着した。