ご当地アイドル、AED48デビュー 救急ステーション普及へ


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<救急ステーション普及へ>デビュー曲を披露するAED48isgのメンバー=8日、石垣市真栄里のアルルタウン広場

 【石垣】市民に救急医療について認識を深めてもらうことを目的とした「救急の日」出発式が8日、石垣市のアルルタウン広場で行われ、市消防本部がプロデュースする女子校生ダンスボーカルユニット「AED48isg」がデビューした。会場には多くの市民が詰め掛け、「ご当地アイドル」の門出を見守った。

 デビュー曲は「Let’s register~まちの救世主へ」。市消防職員が作詞作曲し、振り付けはメンバーが行った。観賞した市民は歌と踊りの完成度の高さに感嘆の声を上げていた。
 メンバーは堂々とした様子で歌と踊りを披露。「青タン(青あざ)は青春の証し!」など、アイドル風の自己紹介でも笑いを誘った。
 ボーカルを務めた田福真美さん(16)=八重山高1年=は「観客の多さに驚いたが緊張せずに楽しめた。イベントだけではAEDのことは伝わらないので、知識を身に付け自分でも市民に説明できるようにしたい」と語った。
 AED48は、自動体外式除細動器(AED)を備えた事業所を認定する「市民救急ステーション」の普及、啓発のために結成した。各種イベントで歌や踊りを通して啓発活動を行うほか、メンバーもAEDの使い方や救急救命の講習を受け、知識を深めている。