首里城、黄金御殿 姿現す 3月にも完成


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作業員が屋根に上り、瓦を敷き詰める黄金御殿など新築施設=2日、那覇市の首里城公園(花城太撮影)

 世界文化遺産に登録されている首里城で、国王の寝室などがあった黄金御殿(くがにうどぅん)など4施設の復元作業が大詰めを迎えている。全部で4万5千枚にもなる瓦を敷き詰める作業が2日、上空から確認できた。

新築の施設は早ければ2014年3月までに完成する予定だ。
 国営沖縄記念公園事務所首里出張所によると、新築工事を進めているのは国王らの居間、寝室があった黄金御殿、調理場のあった寄満(ゆいんち)、国王の身の回りの世話役20人余りが詰めた近習詰所(きんじゅうつめしょ)、国王が執務の合間に休憩した奥書院の4カ所。
 黄金御殿などが完成すると、今まで離れていた正殿と南殿が建物でつながり、当時の国王の動線を再現、体感できる。
英文へ→Restoration work of King and Queen’s room almost complete