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第43回那覇大綱挽が13日に行われるのを前に、女綱(みーんな)と男綱(をぅーんな)の大綱を結合する「かぬち棒」の展示式が9日、那覇市役所であった。重さ365キロのかぬち棒を差し込む係の頭貫貫構(かぬちぬきかめー)11人が掛け声を出しながら展示場所に運び入れた。かぬち棒は13日の本番で使用し、普段は市役所ロビーで展示する。
以前、かぬち棒は市役所建て替え前の旧庁舎で展示していた。縁起のいい“嘉例棒(かりーぼう)”を新庁舎で展示し、市民が直接触ることができる。
那覇大綱挽保存会の比嘉稔会長は「展示により、さらに親しまれる大綱挽になる」とあいさつした。翁長雄志市長は「棒を持つ青年たちの迫力あふれる姿に大綱挽の醍醐味を感じた」と話した。
かぬち棒はアフリカ産の紫檀を使用し、長さ365センチ。重さと長さの365は一年間の幸せへの願いが込められている。