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【国頭】国頭村宜名真区沖で11日朝、ザトウクジラ2頭が回遊する姿が確認された。2頭は、宜名真沖200メートルの海域をゆっくりと泳ぎながら、時折水しぶきを上げたり、尾びれで水面をたたきつけたりしていた。
ザトウクジラは、夏はアリューシャン列島近海など高緯度の海域で過ごし、冬は繁殖のために暖かい低緯度の海域に移動する。国頭村周辺の海域には、毎年1~3月ごろにかけて現れる。2月に辺戸岬などで最も多く見学できる。
ホエールウオッチングをしていた久高将和さんは「毎年冬になると暖かい沖縄海域に繁殖や子育てのためにやって来る。1週間くらいこの周辺で観察できるだろう」と話した。
一緒に観察していた久高奈津子さんは「クジラを見るのは小学生以来。しぶきを上げる様子や何度も水面を尾でたたいていて迫力があった」と興奮気味に話した。
1日、2日にも辺戸岬でザトウクジラの目撃情報が寄せられている。(大城勝吉通信員)
英文へ→Two whales swim raising a spray of water off Kunigami