那覇市のたばる愛児保育園(上原廣子園長)の園児40人が22日、豊見城市我那覇の畑で那覇伝統野菜の鏡水大根の収穫を体験した。鏡水大根の普及流通促進プロジェクトとして那覇市が事業を委託したJA小禄支店が主催し、農家の新崎實さん(72)が協力した。
園児は「よいしょ」と言いながら、大きな大根を次々と引き抜き、試食では「おいしー」と声を上げた。
参加した園児は4歳児の「星組」と5歳児の「百(もも)組」で、大きいのは4キロを超すものもある大根を70個余り、計約250キロ分を引き抜いた。佐藤隆悠君(5)は「太った大根は重かった」とにっこり。上原園長(64)は「自分で取った地元野菜を食べるのは食育にも素晴らしい」と喜んだ。