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ペルー沖縄県人会(フアン島袋会長)幹部とペルー民間大使のメンバーは2月9日、沖縄の伝統文化を紹介する目的でキャラバン隊を組織し、リマの北東部500キロに位置するラ・リベルタ州の州都、トルヒーヨ市を訪れた。キャラバン隊は沖縄空手、琉球舞踊、琉球國祭り太鼓ペルー支部の勇壮な演舞等を紹介したのを始め、琉球料理の講習・試食会などを実施した。
文化紹介とは別に念願だったペルー沖縄県人会ラ・リベルタ州支部を立ち上げることができた。
これは昨年11月に移住100周年を記念して、ラ・リベルタ州ワダルピート集落(旧サンタクラーラ耕地)郊外に立つ記念碑を訪れた県人会幹部とトルヒーヨ市在住の県系人との懇談会の席上、支部結成の話が持ち上がり、今回の訪問で支部結成が実現する運びとなった。
10日行われた新支部会長をはじめ役員幹部の就任式にはトルヒーヨ市在住の県系人のほとんどが出席し、新支部結成を祝った。初代支部会長に西原町系2世のラモン小橋川氏が就任し、ペルー沖縄県人会ラ・リベルタ州支部が正式に発足した。
ラモン小橋川氏は「現在、トルヒーヨ市には1世から5世まで約50人以上のウチナーンチュが在住している。今後の支部活動としては、ペルー北部のウチナーンチュを結集し、沖縄の伝統文化を広め、ウチナーンチュとしてのアイデンティティーを若い人たちを中心に高め、継承していきたい」と語った。
また、3月初めに県人会主催でリマ市で開かれるヤング・ウチナーンチュ大会「ニセーター・ツアー」に、トルヒヨ市から7人の青年たちを派遣する事が決まった。ラ・リベルタ州沖縄県人会役員は次の通り。(敬称略)
会長・ラモン小橋川、副会長・アロン玉那覇、書記・アナ小橋川、会計・ミゲル仲村渠、理事・ヨシ嘉陽、アルベルト伊集、カルロス小橋川、リカルド島袋、ロサ新川、調整役・セシリア小橋川。(赤嶺光弘通信員)