また来てね 被災地児童へ「ジーマミパチャグミ」


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<被災地へ>ティーダキッズプロジェクト実行委員会事務局長の坂田竜二さん(前列右)にジーマミで作ったお菓子を手渡す伊江村子ども会リーダーら=9日、伊江村東江前のイージマチューパンジャまつり会場

 【伊江】被災地を元気にしたいと、2013年度の伊江村子ども会リーダー24人は9日、手作り菓子ジーマミパチャグミを、昨年の夏にティーダキッズプロジェクト(加藤彰彦実行委員長)で同村を訪れた福島県や宮城県の参加者41人の元へ送った。

 同リーダーは研修(同村教育委員会主催)の一環でジーマミ(落花生)を育てて昨年11月に収穫した。7日に村教育委員を務める西江徳子さん(38)の指導で収穫した約11キロのジーマミを砂糖と黒糖、水で煮詰めて「ジーマミパチャグミ」を作った。

 西江前区会長の上地奏楽君は「島で作った菓子を被災地の人に食べてもらい、島に来てほしい」と話した。ティーダキッズプロジェクト実行委員会の坂田竜二事務局長がまつり会場を訪れ、「島で育てたジーマミを菓子にするとは素晴らしい。味わって島を思い出し、また来島してくれたらうれしい」と話した。

 菓子は同日、イージマチューパンジャまつり会場で販売した。売上金は、こども会西江上区会長の知念大地君の母・ガリさんの出身地で、昨年の台風で被害を受けたフィリピン、サマール島の復興に役立ててもらう予定だ。(中川廣江通信員)