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アルゼンチンのWUB(ワールドワイド・ウチナーンチュ・ビジネス・アソシエーション)会員で設立している共進貿易株式会社が昨年3月ごろからブラジルで手掛けていた「支社」設立がこのほど、許可された。同社の屋宜宣太郎社長から発表された。
支社は日南貿易株式会社という法的には独立した会社組織だが、事実上、共進貿易株式会社の支社となる。屋宜社長は、ブラジルのWUB会員に設立を促したが、受け入れ先が見つからなかったため、独自で進めたという。
設立の目的は、WUB本来の「ウチナーンチュ同士の商売を通じて相互の親睦(しんぼく)、発展を図る」ということだ。ブラジルが必要とする品物、例えばワイン、ニンニク、タマネギなどをアルゼンチンの共進貿易から輸出する計画だ。
開業場所もサンパウロ市の野菜市場近くに置き、商目的に合致した所だという。共進貿易の大城フーリオ専務を派遣する。
「私どもは、これこそWUBの精神モデルだと確信している。だから必ず成功して見せなければならない」と屋宜社長は、微笑を交えながら語った。(新垣善太郎通信員)