【アルゼンチン】北中城村人会 ピクニック兼ねて定期総会


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初秋の晴れ渡った気持ち良い中、開催された北中城村人会のピクニック=11日、アルゼンチンの日本人会運動場休憩所

 北中城村人会(比嘉エドワルド会長)は11日、ブエノスアイレス市内にある日本人会の運動場で初秋の晴れ渡った気持ち良い中、ピクニックを兼ねた敬老会や定期総会などを開催した。
 比嘉エドワルド会長の代わりに比嘉明美幹事が開会の前に、1分間の黙とうをささげてからあいさつ。この後、昼食会に移り、アサード(焼き肉)を味わった。昼食後、70歳以上の73人に記念品を贈呈。また学事奨励を目的に、小学生50人余に帳面や鉛筆などを贈り、式を終えた。
 続いて、先輩有志を代表してブエノスアイレス市から400キロ離れたマルデルプラタに住む安里武彦さんが「4、5年ぶりに出席して村人の皆さんと、こうして語り合えることができて大変うれしく思います」とあいさつ。
 在亜のウチナーンチュ社会で最高齢で100歳の与儀キクさんが「村人の皆さん、お元気でおめでとうございます」とはつらつとした声で話すと、会場を揺るがすくらいの拍手がわき上がった。
 さらに昨年度の村費研修生の比嘉ドミナさんが日本語で「村人の皆さんのおかげで村費研修生として沖縄で研修することができました。その際、新垣邦男村長はじめ、役場の皆さんに大変お世話になりました」と話し、日本の進んだ歯科技術を研修したことや宮古島などにも訪問できたことを報告した。
 引き続き本年度の村費研修生として決まった安里グスターボ君が「夢にまで見た母村へ行くことができることを非常にうれしく思います」と期待に胸をふくらませていた。元研修者たちが三線を弾き、会を盛り上げてくれた。
(新垣善太郎通信員)