那覇の大綱、大迫力 希望ヶ丘公園に再現


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那覇大綱挽の迫力が感じられる大綱=8日、那覇市牧志の希望ヶ丘公園

 那覇大綱挽で使われる「那覇大綱」を再現した記念建造物が8日までに完成した。迫力ある大綱が、いつでも身近に体感できるようになる。那覇大綱は、那覇市牧志の希望ヶ丘公園に設置された。

 ギネスブックに認定されている那覇大綱は、年に1回の大綱挽でしか見られず、観光客などから常設を求める声が上がっていた。
 希望ヶ丘公園に設置された綱は、常設用に新しく作られたもので、雄綱、雌綱合わせて長さ14メートル、重さ約7トン。
 8日に開かれた完成披露式典で、那覇大綱挽保存会の比嘉稔会長は「大綱が常時見られるようになったので、観光客や県民にぜひ訪れてほしい」と話していた。
 同日、那覇ハーリーで使われる「那覇爬龍船(はりゅうせん)」の完成披露式典も、同市安里のさいおんスクエアで行われた。爬龍船は全長14・5メートル、重さ約2・5トンで、中は大人数が座れる椅子になっている。