王国時代の玉冠鮮やか きょうから那覇歴史博物館で展示


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琉球王国の大事な儀式で使われた玉冠=24日、那覇市歴史博物館

 那覇市歴史博物館は25日から5月7日まで、琉球王国時代の「玉冠」を展示する。現在残っている冠はこの一点のみ。那覇市歴史博物館の古塚達朗館長は「小さな冠に、琉球王国の歴史が詰まっている」と強調し、来場を呼び掛けた。

 玉冠は、琉球王国の大事な儀式に使われた。金や銀、水晶、サンゴなど7種類の玉288個が色鮮やかに輝く。かんざしの一部には、王の権力を意味する龍2匹が向き合う姿がかたどられている。5日は中学生以下の入場が無料。問い合わせは那覇市歴史博物館(電話)098(869)5266。
英文へ→Royal Crown of the Ryukyu Kingdom exhibited at the Naha City Museum