子どもたちに笑顔 パッチさん、琉大病院を訪問


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赤鼻を鳴らして、子どもと触れ合うパッチ・アダムスさん=19日、西原町の琉球大学医学部付属病院

 道化師の装いをして病床にある人たちをユーモアで励ます活動を世界各地で行っている米国人医師パッチ・アダムスさんが19日、西原町の琉球大学医学部付属病院小児病棟を訪れた。

アダムスさんらは、各病室で楽器や風船を使ったパフォーマンスを披露。入院中の子どもたちや家族は笑顔を浮かべた。
 音が出る赤鼻を着けて色鮮やかな格好をしたアダムスさん。時折見せるおどけた表情で、患者だけでなく病院職員ら周囲の笑いも誘った。アダムスさんと交流した亀島美妃さん(8)は「大きくてびっくりした。赤い鼻をブーブー鳴らすのが面白かった」と笑顔で話した。
 同病院小児科医師の宮本二郎さんは「入院中の子どもたちや家族は普段、窮屈な思いをしているので、笑いを与えてくれてありがたい」と話した。アダムスさんは同日、与那原町の沖縄リハビリテーション福祉学院の学生と座談会も行った。