与那原大綱曳 西に軍配


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東西に分かれて熱戦を繰り広げた与那原大綱曳=27日、与那原町の御殿山青少年広場

【記事本文】
 【与那原】「沖縄の三大綱引き」の一つで400年の歴史を持つ与那原大綱曳まつりが27日、同町の御殿山青少年広場で開かれた。町内外から多くの人が訪れ、豊年と健康を祈り、長さ約90メートル、重さ約5トンの大綱を引く力強い綱引きを堪能した。熱戦の末、西が勝利した。
 大綱は東西合わせて約400人に担がれた。今回、大綱の上に乗る支度(シタク)の主題は組踊「万歳敵討(マンザイティウチ」。東西の綱にカナチ棒が差し込まれると支度たちが綱から飛び降り、勝負が始まった。3分13秒の戦いの末、西に大きく綱が動くと旗頭が高らかに舞い、参加者らは喜びを分かち合った。