体験学習を自ら手配 伊江の中学生、水納島訪問


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<体験学習>マリンスポーツを楽しむ中学生=17日、水納島

 【伊江】伊江村西江上区(知念邦夫区長)は17日、本部町の水納島で中学生体験学習を実施した。中学生28人、船長含め大人10人が参加した。

 体験学習は企画、運営とも中学生が行った。日時、場所の設定から、マリンスポーツを体験する業者への交渉、昼の弁当注文、船を出してくれる方への協力依頼など全て自らで行った。
 船を所有している住民の協力で、4隻の船に便乗。午前8時15分、村の西崎漁港を出発、30分ほどで水納島に到着した。島を散策し、バナナボートやビーチバレーなどのマリンスポーツを楽しんだ。
 玉城一佐君は「水納島の海は魚がいっぱい泳いでいてきれいだった。計画は立てたが、皆が動くのが遅かったりして大変だった。人を動かすことの難しさを知った」と語り、「経費も結構かかったので親の立場を少し理解することができた」と話した。
 知念区長は「自分から率先してやることが社会に出て役に立つ。今回の体験を生かしこれからも頑張って」とねぎらいの言葉を掛けた。どの子も真っ黒に日焼けし、一つの行事を終わらせた充実感にあふれていた。
(知念光江通信員)