ツール・ド・おきなわ参戦 沖国自転車競技部「表彰台独占を」


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ツール・ド・おきなわ2014に出場する沖国大自転車競技部の選手たち=5日、南城市

 沖縄国際大学の自転車競技部が8、9の両日、本島北部を中心に開催されるツール・ド・おきなわ2014の市民レース50キロ部門(アンダー29)に出場する。昨年の大会には代表の高良和郎と部長の湯川仁一の2人だけで出場。湯川が3位、高良が4位と好成績を残した。

ことしは8人の部員で挑む予定で、高良は「表彰台を独占する」と目標を掲げた。
 北中城高で総体や国体に出場した高良は沖国大進学後、「自転車競技をもっと活性化したい」と部に加入した。当初はメンバーが数人だったが、活動を続けるうちに新入生も加わるようになった。現在は10人に部員が増え、高良は「今まで頑張ってきて良かった」と喜ぶ。
 4年の高良にとって今回が大学最後のツール・ド・おきなわになる。「今まで支えてくれた人に感謝を込めて、集大成の大会にしたい」と強い思いを抱く。高良と高校時代から一緒に競技を続けてきた3年の湯川は「部員も増えて練習に臨む意識も高まったので上位を狙える」と自信をのぞかせる。1年の石原遼太郎は「初めての大会だけどしっかり練習してきたから大丈夫だ」と拳を握った。
 レースは9日に行われる。沖国大の部員たちは南城市などで最終調整に汗を流している。「目指すはもちろん優勝だ」。レースに挑むメンバーは、同じ目標に向かってスタートを切る。