もとぶ香ネギ、ラーメンとコラボ あすから発売


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<ラーメンとコラボ>もとぶ香ネギをPRする本部町の平良武康副町長(左から2人目)ら=13日、那覇市の沖縄製粉サービスセンター

 本部町の伝統野菜「もとぶ香ネギ」をPRしようと、県と同町、沖縄ラーメン協会が連携して15日~12月14日まで「もとぶ香ネギラーメンキャンペーン」を実施する。同協会に加盟する6店舗がもとぶ香ネギを使った独自のラーメンを提供する。

13日、同町の平良武康副町長や県農林水産部の大城健農業振興統括監、同協会の具志堅昭士理事らが那覇市の沖縄製粉サービスセンターで会見し報告した。
 もとぶ香ネギは本部町の在来種で、同町備瀬地区を中心に栽培されてきた。柔らかい香りや甘みを有するのが特徴だという。2011年に町民が保有していたもとぶ香ネギを株分けし、種苗の増殖に取り組んできた。現在、農家約20人が生産しており、町内の「もとぶかりゆし市場」で販売している。
 平良副町長は「忘れられてきた物を再度復活させようと、さまざまなプロジェクトに取り組んでいる。もとぶ香ネギもその一環にある」と説明し、「今後、ぜひ全県の消費者にお裾分けしていきたい。2017年まで年間10トン以上の生産量を目指したい」と話した。
 具志堅理事は「ラーメンファンのみならず、多くの人にもとぶ香ネギの魅力を知ってほしい。ぜひ皆さんに各店舗で味わってもらいたい」と述べた。
 参加店舗は「麺や偶もとなり久茂地店」(那覇市)、「和風らぁめんはるや」(浦添市)、「麺処鍵」(西原町)、「ビタミンとんこつがりゅう屋」(宜野湾市)、「ストライプヌードルス」(北谷町)、「東京池袋大勝軒」(宜野湾市)。