社会悪に“殿堂”パンチ　用高さん、一日八重山署長に

　【石垣】元プロボクシング世界王者で、国際ボクシング殿堂入りを果たした石垣市出身の具志堅用高さん（５９）が１８日、八重山署の一日署長に任命され、飲酒運転など社会悪にパンチを浴びせるパフォーマンスで、犯罪の撲滅を訴えた。

　国際ボクシング殿堂入りについて「生まれ育った石垣の環境が良かった」と感謝する具志堅さんは通常点検で「八重山で事件がないようお願いする」と訓示し、年末年始に向けた署員の警戒活動に期待を寄せた。
　その後、飲酒運転者と犯罪者、暴力団を表したパネルに拳を打ち込み撃退する演技を披露し、犯罪の未然防止へ注意を呼び掛けた。