新年 平和への夜明けに 静寂の辺野古、朝日照らす


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新基地建設の予定地周辺から望む日の出。2014年は米軍普天間飛行場移設問題で揺れた1年だった=30日午前7時41分、名護市辺野古(マルチコプターから撮影)

 【名護】米軍普天間飛行場移設に伴う名護市辺野古への新基地建設計画で、激動の1年となった2014年が終わろうとしている。13年末の仲井真弘多前知事による埋め立て承認後、政府は埋め立て予定海域でボーリング調査に着手した。

海と陸では市民の抗議の声が響き続けた。11月に新基地建設反対を掲げて当選した翁長雄志知事誕生後は大規模な作業は行われていないが、政府は年明けにも海上作業を再開する意向だ。
 30日、辺野古の海は雲の切れ目から差し込む朝日が海や辺野古の集落を優しく照らしていた。来年もこの景色は保たれるのか。間もなく15年を迎える。