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「子どもが大好きな大人はたくさんいます」「子どもは国の宝物だと思っています」―。「神戸のおばちゃん」を名乗る女性(49)から9日、那覇市の児童自立支援施設「若夏学院」に手紙と共に、生徒人数分19個のチョコレートが届いた。
施設職員は「生徒を見守ってくれる人がいることは、生徒にとって心強いことだ」と感謝している。
女性からは昨年もチョコが届いていた。「おばちゃんの友達もみんなの喜ぶ顔を想像してウキウキした気分でお金を出し合いました。おいしく食べてくれたらうれしいです」などとメッセージが添えられている。
神戸市に住むこの女性は、児童自立支援施設の子どもたちの支えになろうと、フェイスブックで知人らにチョコの寄贈を呼び掛け、「神戸のおばちゃん他一同」の名義で昨年から兵庫県や大阪府など西日本を中心に施設にチョコを寄贈している。ことしは58施設に約470個を贈ったという。女性は匿名で寄贈を続けており、取材に対し「子どもたちが周りのおっちゃんや、おばちゃんから見守られていると受け止めてくれたらいいと思って始めた。途中でやめたら、去年もらった子が『見捨てられた』と思うはずだから、ずっと続けたい」と語った。