目標は紅白出場 小浜島ばあちゃん合唱団がCDデビュー


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CDデビュー曲の歌とダンスを発表する「小浜島ばあちゃん合唱団」のメンバーら=2月28日、竹富町小浜島のリゾート施設「はいむるぶし」

 【小浜島=竹富】竹富町小浜島の“アイドル”「小浜島ばあちゃん合唱団」が島をPRする歌で、近くCDデビューする。島内にあるリゾート施設はいむるぶしで2月28日、作品のお披露目式があり、歌とダンスを披露した。メンバーは「目指すはNHKの紅白歌合戦出場」と意気込んでいる。

 題名は「Come on and Dance 小浜島(歌って踊って小浜島)」。同島で活動する町観光大使でシンガー・ソングライターのつちだきくおさんが中心になって制作した。
 今後CD収録を進めるほか、プロモーションビデオの制作も手掛ける予定で、CDは4~5月ごろ完成を目指している。
 メンバーは約40人で平均年齢84歳、最高齢97歳の合唱団。これまで地元の祭りで舞台を踏んだり、つちださんの東京公演に出演したりするなど島内外で活躍してきた。
 6月には東京でコンサートを開き、新曲を披露する。つちださんは「注目されて紅白出場につながってほしい。小浜島からの生中継も楽しみ」と夢を語り「小浜島の良さを伝えるだけでなく、全国のお年寄りにも元気を送る曲に育てたい」と力を込めた。
 花城キミさん(89)は「紅白が決まればみんなで喜んで出ようと思う。それには練習がもっと必要だろうね」と笑った。