那覇にハリオハチクイ 国内初確認


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国内初確認とみられるハリオハチクイ=那覇市内(上原勇さん撮影)

 東南アジアなどに生息する鳥ハリオハチクイを那覇市の仲村明さん(61)がこのほど市内の公園で確認した。沖縄野鳥研究会の嵩原建二さん(59)によると、国内では初確認とみられる。

ハチクイ科の鳥の国内での確認は1904年7月、宮古島での採集が唯一の記録だという。
 仲村さんは4月26日に発見。知人らと観察、撮影し海外の図鑑などと照合した結果、ハリオハチクイと確認した。ツバメのように飛び回り、空中のハチを捕らえて元の枝先に戻り、ハチの頭を枝に打ちつけて弱らせ、毒針部分を木にすり付け落としてからのみ込む行動が何度も見られた。尾羽の一部にすり切れたような箇所があった。ハリオハチクイの成鳥は突出した2本の細長い尾羽を持つ。体長は約28センチで、主にハチを捕食する。
英文へ→Blue-tailed bee-eater spotted in Naha