【ブラジル】来年の移民式典 県に協力要請へ


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4日、来沖する与儀昭雄ブラジル沖縄県人会長

 ブラジルでは2008年に県系移民100周年を迎える。100周年記念式典への協力と、式典への出席を呼び掛けようとブラジル沖縄県人会の与儀昭雄会長が4日、山城勇相談役とともに来沖する。今回の来沖について与那覇朝昭・県人会事務局長は「仲井真知事が就任し、新体制になり、あらためて各関係者機関に協力をお願いしなければならない」と話している。
 与儀会長らは県知事や県交流推進課への訪問をはじめ、西原篤一ブラジル連邦国在那覇名誉領事との会合、各市町村、各市町村議会への訪問を予定している。
 与儀会長は「今回は以前より綿密な式典プログラム、プロジェクト案を準備し、各関係者に報告したい」と訪沖に意欲的な姿勢を見せている。
 また県人会へ沖縄側から記念式典を手伝いたいとの申し入れもあったという。
 これに対し与儀会長は、「どこも今は(経済難で)厳しいのに、このような返事は本当にありがたい。その方々にもお礼を伝えることができれば」と述べた。沖縄側への資金協力の要請については、「予算をいただくということは簡単なことではないが、希望はあると思う」と期待を込めた。
(上間優年通信員)