100歳の同級生、60年ぶりに再会 笑顔で握手


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社
60年ぶりの再会を喜ぶ仲本キヨさん(右)と本村つる子さん(左)=7日、那覇市古島のマリエールオークパイン

 「同級生にもう一度会いたい」という2人の思いが実現した。多良間島の小学校の同級生だった仲本キヨさん(100)=那覇市=と本村つる子さん(100)=同=が7日、那覇市古島のマリエールオークパインで約60年ぶりに再会した。

仲本さんは「たとえようもないくらいうれしい」と話し、周囲は笑顔で包まれた。
 60年前に本村さんが本島に移り住んでから会う機会がなくなり、仲本さんも16年前から本島で暮らしていたが会う機会に恵まれなかった。そんな2人を結び付けたのはある美容室だった。多良間出身の女性が経営する美容室に本村さんが訪れ、同級生の話をしたのがきっかけ。本村さんから「仲本さんに会いたい」と聞いた美容師が仲本さんの娘に連絡し、多良間の郷友会の集まりで2人は再会することになった。
 「きょうは会えて最高の気分」と話す本村さん。互いの体をいたわり合いながら、60年ぶりのおしゃべりに夢中だった。「ますます若返ったみたい」と本村さんの娘の平良百合子さん(73)も喜んだ。