具志堅さん「感無量」 殿堂入り祝しパネル設置


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国際殿堂入り記念パネルの除幕式に出席した具志堅用高さん。市民や観光客の盛大な祝福を受け、感激していた=22日、石垣市の石垣港離島ターミナル

 【石垣】石垣市は22日、石垣島出身で元世界ライトフライ級王者、具志堅用高さん(59)の国際ボクシング殿堂入りを祝して、石垣港離島ターミナル内に記念パネルを設置した。パネルの除幕式には具志堅さん本人も出席してパネルにサインし「感無量」と感激した。

 パネルは具志堅さんの銅像の隣に設置された。具志堅さんの歴史を記した内容で、殿堂入りに合わせ刷新した。
 具志堅さんは「胸一杯。ボクシングをやったきた人生は良かった。戦いを乗り越えられたのも石垣島のおかげ」と感謝し「島の若い人たちも大きな目標を持って頑張ってほしい」と話した。
 中学の同窓会に出席するため、帰郷していた具志堅さんは級友たちとの久しぶりの交流も楽しんだ様子。還暦の60歳を迎えるが「また何か役に立つことをしたい。今後は若い選手を育成し世界に送り出したい」と次なる目標を語った。
 殿堂入りの報告に市民や居合わせた観光客らは「おめでとう」と祝いの言葉を送っていた。
 あいさつではターミナルの放送が流れ思わず口ごもり、そのしぐさで笑いを誘うなどしっかり観客を楽しませていた。