【ペルー】高齢者ら余興楽しむ 長寿、健康祝い敬老会


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記念品と花束が手渡された100歳を超える(前列右から)知念カマさんと平川マカトさん、後列は崎原会長ら関係者=10日、ペルー沖縄県人会館・西銘順治大ホール

 ペルー沖縄婦人会(エレーナ崎原会長)は10日、県人会館・西銘順治大ホールで75歳以上の高齢者300人を招いて敬老会を盛大に催した。昨年、移住100周年を迎えたペルーウチナーンチュ社会は1世から2世の時代へと世代交代が進み、今回招待された高齢者の70%近くが2世で占められた。

 敬老会はアナ比嘉幹事長の司会で進められ、婦人会相談役の宮城春子さん、嵩原良子さん、伊礼貞子さんの3人が先導して、ペルー沖縄婦人会歌(照屋聡子作詞、中村透作曲)を会場の参加者と斉唱し、セレモニーの幕が切って落とされた。
 あいさつで崎原会長は「高齢者の皆さんがこれまで培ってきたウチナーンチュ独特の美徳精神を私たちが引き継いでいかなければならない。いつまでも健康で長生きしてください」と感謝の言葉を述べた。続いて、フェルナンド親泊県人会会長、赤嶺貴子日系婦人会会長、エルネスト土亀日系人協会会長の祝辞、高齢者を代表して叙勲者協会会長の照屋憲昭さん(80)=与那原町出身=が謝辞を述べた。
 会場には100歳長寿者もずらり。知念カマさん(105歳・旧大里村)、平川マカトさん(103歳・うるま市)、奥間せいきさん(102歳・うるま市)、平良カマさん(102歳・うるま市)、親川政吉さん(102歳・本部町)知念カマさん(101歳・旧東風平町)、屋宜カメさん(100歳・旧具志頭村)、翁長ハツさん(100歳・那覇市)、比嘉ウシさん(100歳・北谷町)らの元気な姿が見られ、崎原会長から花
束と記念品が手渡された。
 第2部では元県費留学生らによる「かぎやで風」、婦人会演芸部と宮城春子、佐久田菊子、エリカ与那嶺さんらの舞踊、婦人会のコーラス、ハイサイ・ウチナー民謡グループの民謡などが披露された。最後はカチャーシーで締めくくった。
(赤嶺光弘通信員)