【ブラジル】パンフレットを作成 来年8月、県系移民100周年祭


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移民100周年の式典などを紹介したパンフレットを見せるブラジル沖縄県人会の与那覇朝昭事務局長

 ブラジル沖縄県人会(与儀昭雄会長)は来年行われる県系移民100周年祭へ向け、広く参加を呼び掛けようと「ブラジル沖縄日本移民100周年祭パンフレット」を作製した。そのパンフレットが4日に刷り上がり、県人会に届けられた。

 パンフレットは日本語、ポルトガル語で表記され、2008年8月21日から25日までに行われる記念式典など記念行事の日程表が掲載されている。事業、イベント内容の詳細だけでなく、実行委員会役員、県人会役員、理事会、サンパウロ州をはじめブラジルにある44支部の所在地や支部長も記載され、充実した内容となっている。
 完成したパンフレットを見て、与那覇朝昭・県人会事務局長は「最初の予定ではもう少し安く済むはずだったのだが」と苦笑い。皆に恥ずかしくないものを渡したいとの思いから修正を行い、当初の予算よりオーバーしたという。「紹介冊子としては良いものができた」と満足げに語った。
 世界各国の沖縄系移民にもアピールしたいとの考えから、県人会では英語、スペイン語でのパンフレット作製も検討している。
 与那覇事務局長は、「移住100周年は沖縄県人のイベント。日本とブラジルだけでなく世界中の県人、県人組織に伝えたい」と、同100周年祭への思いを力を込めて語った。
(上間優年通信員)