【うるま】うるま市観光物産協会は1日、市勝連の世界遺産勝連城跡で、同城跡を舞台にしたユニークベニューのモニター披露会を開催した。県内外の業界関係者や市、県の関係者など約100人が参加した。
うるま市のエイサーや現代版組踊「肝高の阿麻和利」を披露しながら、大画面のモニターを設置し、プレゼンテーションを実施。会場で提供できる料理や地域芸能を披露して、大規模なパーティーや式典の会場として活用できることをPRした。
ユニークベニューとは、歴史的建造物や文化施設で会議などを開催し、特別感や地域特性を演出できる会場のこと。
市観光物産協会は県の「戦略的課題解決型観光商品等支援事業」を活用し、勝連城跡のユニークベニュー活用の事業を実施した。
世界遺産である勝連城跡の希少価値と、市出身の民謡歌手が多数いる点や琉球舞踊などの地域文化、海中道路に近い立地や景観を最大限に生かす。
同協会が窓口となり、およそ200人収容の式典やパーティーなどに対応する。顧客は富裕層がターゲットで、県外、アジアからの客を見込んでいる。
協会の伊佐盛男理事長は「特別な場所で特別な時間を過ごす非日常の体験はなかなかできない。勝連城跡を活用してうるま市の観光の魅力を発信したい」と話した。