【アルゼンチン】喜びあふれ春の叙勲 新里健勇氏


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勲章と勲記が伝達された新里健勇氏(右から3人目)=13日、ブエノスアイレス市の日本大使公邸

 2007年春の叙勲伝達式が13日、ブエノスアイレス市の日本大使公邸で行われ、旭日単光章を受章した新里健勇氏=宜野座村出身=に永井慎也大使から勲章と勲記が伝達された。伝達式には、新里氏の家族や親せきら、日系団体代表ら約30人が出席した。

 永井大使が、ブルサコ日本語学園の運営や公認校への認可獲得などに尽力し、ブルサコ日本人会会長を長年務め、日系団体の代表理事としても地域の日系社会に対し大きく貢献した新里氏の功績を紹介。「受章は当然のことで、本当に受章おめでとう」と述べた。
 続いてFANA(日系団体連合会)の水谷徹会長が「新里氏の多大な協力で健全な歩みを続けている」と述べ、祝辞を述べた。新里孝徳・叙勲者会副会長の音頭で乾杯し、受章を祝った。
 会場を在亜沖縄県人連合会館に移し、FANAが祝賀会を盛大に開催。各団体代表者ら80人が出席した。水谷会長と飯田茂領事が祝辞を述べた後、新里氏の居住地のブルサコ日本人会を代表して新里マキシモ会長があいさつ。「先に兄さんが受章し、今度は弟の健勇さんが叙勲の栄によくされた。本当におめでとうございます」と喜びの言葉を述べた。沖県連レストランの日本食料理に舌鼓を打ちながら、出席者は歓談していた。
 (新垣善太郎通信員)