月照らす至高の芸 首里城「中秋の宴」開幕


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県立芸大琉球芸能専攻の学生らによる「四つ竹」=26日午後6時30分すぎ、首里城公園

 首里城公園「中秋の宴(うたげ)」(国営沖縄記念公園主催)が26日、首里城正殿前御庭(うなー)特設ステージで開かれた。琉球王国時代に中国皇帝の使者を歓待するために開かれたうたげが、輝く月の下で再現された。人間国宝4人の古典芸能や琉球舞踊などが披露され、集まった観客を魅了した。27日は、琉舞や組踊が披露されるほか、10月開催の首里城祭の国王・王妃選出大会も行われる。

 一方、首里汀良町自治ふれあい館では、那覇市無形民俗文化財に指定されている伝統行事「十五夜獅子舞」が行われた。獅子がたてがみを振り、足で激しく舞台を踏み鳴らして勇壮に舞った。