「幼少年カラオケ大会」が在亜沖縄県人連合会(米須清文会長)主催で24日、ブエノスアイレス市の沖県連会館大サロンで開催された。大会は今回で19回目を迎えた。同大会には過去日本で活躍する県系2世の演歌歌手、大城バネサさんが出場したこともあり、青少年たちが期待し、喜びを持って待っているなど開催前から人気が高まっていた。
大会には幼年の部に30人、少年の部に13人が出場。例年は60人以上の出場者があるのだが、今年は少なかった。観客席も2世、3世が占め、空席が目立っていた。しかし出場者たちは昨年よりレベルはアップ。出場者から繰り出される日本を思い出させるような歌詞に、会場の1世たちは懐かしそうな表情で聞き入っていた。
ラプラタ日本人会、ウルサコ日本人会、サルミエント日本人会、アスナロ日本人会、在亜沖縄県人会の5団体と個人が参加。幼年、少年の部ではラプラタ日本人会が優勝した。個人では幼年の部はヒガシヨシハマ・ナオキさん、少年の部はアソレイ・ヤギ・マリエラさんが制した。2人の所属団体はアスナロ日本人会。
決勝戦前には、日本で活動するマリンバ演奏家・古徳景子さんの演奏があった。マリンバは皆初めて見る楽器らしく、珍しそうに見入っていた。
(新垣善太郎通信員)