【ブラジル】老若男女500人が熱戦 九州ブロック親睦運動会


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 九州8県人会合同の「第5回九州ブロック親睦(ぼく)運動会」がこのほど、サンパウロ市に隣接するジアデマ市の沖縄文化センター運動場で行われた。

 開会式では辻定男佐賀県人会会長の開会宣言、8県人会の会長によるブラジルと日本の国旗掲揚、戦没者への黙とうに続いて、長友契蔵大会総裁(宮崎県人会会長)があいさつをした。
 約500人の老若男女が参加した運動会。秋空の下、全員がラジオ体操で体をほぐした後、子どもたちの鈴割り競走から競技がスタート。50、100メートル走、宝探し、家族リレー、綱引きなどの年齢別、男女別など21種目が行われた。
 昼食時には琉球国祭り太鼓の演舞や各県人会婦人部が皿踊り(長崎県)、健康体操(佐賀県)、ボケ防止踊り(熊本県)などを披露した。最後は男女4人ずつによる恒例の県人会対抗リレーで盛り上がった。
 長友大会総裁は「子どもから大人までが、楽しんでくれた。8県で協力して運動会を行うことが、県人会同士の交流、親ぼくを深めることになる」と述べた。
 ブラジルでは、各地で日本語学校や県人会が主催する運動会が催される。最近では、地域のブラジル人の参加を歓迎するようになり、運動会も地域の恒例行事の1つになりつつある。運動会は毎年各県が持ち回りで運営に当たり、今年は宮崎県人会が担当した。
(与那嶺恵子通信員)