【ロサンゼルス】北米展開に意欲 上地さん、レストラン経営1周年祝う


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開店1周年記念のパーティーであいさつする上地勝也さん=6月26日、ロサンゼルス市

 シェフで実業家の上地勝也さん(48)=那覇市出身=が米投資会社と共同経営する高級レストラン「Katsuya」の開店1周年記念祝賀パーティーが6月26日、ロサンゼルス市のブレントウッドで開かれた。約400人の招待客を前に、上地さんは感謝の念を示すとともに、北米市場における今後のビジネス拡張への意欲を新たにした。

 シェフで実業家の上地勝也さん(48)=那覇市出身=が米投資会社と共同経営する高級レストラン「Katsuya」の開店1周年記念祝賀パーティーが6月26日、ロサンゼルス市のブレントウッドで開かれた。約400人の招待客を前に、上地さんは感謝の念を示すとともに、北米市場における今後のビジネス拡張への意欲を新たにした。
 レセプションでは、同店をデザインした世界的著名建築家のフィリップ・スターク氏と米実業家のサム・ナッツァリアン氏、上地さんらがあいさつに立った。ナッツァリアン氏は、「世界が誇る2人の天才と手を組めたおかげで、極上の料理とサービス、雰囲気という理想が実現した」とオープン当初を振り返った。上地さんは「今年9月にハリウッドに開店する2号店に続き、今後、北米の主要都市で事業展開し、世界へ向けて『Katsuya』の名前を浸透させていきたい」と話した。
 オープン前からデザインの斬新さと味、豪華なつくりで話題を集めていた同店は、業界内でも高い評価を経ており、テレビや新聞などの調査でも常にトップを走る人気ぶり。上地さんもスターシェフとしてさまざまなメディアに登場してきた。
 1984年に渡米した上地さんは、97年に独立。ロサンゼルス市郊外の2店舗に加え、今年1月にビバリーヒルズ店をオープンした。流行に敏感な若者層に人気の同店では、人気定番アイテムのほかに、豆腐チャンプルーや豚の角煮などもメニューに取り入れるなど、新たなトレンドにも火をつけている。
 (平安名純代通信員)