【ペルー】「県人会支援に感謝」 谷地領事転任で歓送会


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歓送会でフェルナンド親泊県人会長から記念のプラッカを受け取る谷地房一領事(左)=ペルー県人会館

 ペルー沖縄県人会(フェルナンド親泊会長)は13日、スペインに転任する谷地房一・在リマ日本総領事館領事の歓送会を、リマ市郊外の県人会館(西銘順治大ホール)で開いた。歓送会には谷地領事の後任の宇田川雅幸新領事夫妻をはじめ、エルネスト土亀・日系人協会会長、赤嶺貴子・日系婦人会会長、エレーナ崎原・沖縄婦人会会長のほか、日系人協会顧問、県人会顧問、婦人会相談役、在ペルー各市町村代表らが出席した。

 歓送会の冒頭、親泊会長は「2002年の着任以来、今日まで県人会主催の懐メロ大会に連続5回も出場し、在外公館代表出場記録を塗り替えた。毎年夏に開催される市町村対抗スポーツ大会へのトロフィー寄贈など、スポーツの向上に大いに貢献された」と、県人会に対する積極的な支援と協力に謝辞を述べ、新任地に赴く領事の船出を祝した。
 谷地領事は「在ペルー日系人の7割を擁する沖縄県系人の団結力と行動力には敬意を表する。今回、ペルーを去るに当たり、懐メロ大会に参加できなくなるのは残念だが、機会があればぜひまた参加したい」と、ジョークを交えながら別れのあいさつを述べた。
 後任の宇田川新領事は、海が好きで、これまで数回、石垣の海を訪れたことがあるという。この日、婦人会が調理したテビチを泡盛で流しこみ、久しぶりという沖縄料理にご満悦であった。
 舞台では、在ペルー北中城村人会青年部によるクスコやプーノ地方の山岳地帯に広がるペルー民族舞踊が披露された。メンバーらに誘われ、谷地領事も手を取り一緒に踊った。
(赤嶺光弘通信員)