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アルゼンチンで沖縄文化を継承する野村流音楽協会亜国支部は7月28日、ブエノスアイレス市の沖縄県人連合会館大サロンで、稲嶺盛信さん(中城村出身)と新門定雄さん(うるま市出身)の師範免許状伝達式と同祝賀会を盛大に開催した。
伝達・祝賀会は在亜沖縄県人連合会、箏曲興陽会亜国支部、在亜うるま市民会、在亜中城村人会が後援。又吉良吉支部長2人に師範免許状が手渡された。
又吉支部長は「2人はこれまで長年練習にまい進してきた結果、こうして最高の師範免許状を獲得された。今後は後進育成のため、さらにご健闘を願いたい」とあいさつ。沖県連の東江ロベルトさんが、米須清文会長に代わってスペイン語で祝辞を述べたほか、箏曲興陽会亜国支部幹事の新崎スレマさん、在亜うるま市民会長の下条善徳さん、在亜中城村人会会長・安里辰之さんがそれぞれお祝いの言葉を述べた。
祝賀会は栄口朝行相談役の乾杯の音頭で始まり、野村流音楽協会亜国支部員、箏曲興陽会員らによる「嘉例」の演奏、稲嶺さんが古典音楽「仲間節」、新門さんが同二揚「中風節」を演奏し、大喝さいを博した。
ペルガミノ(寄せ書き)を栄口相談役、島袋松善相談役から贈呈された後、謝辞を稲嶺さんが代表して述べてカチャーシーに移り、大城盛徳さんの閉会の辞で幕を閉じた。
(新垣善太郎通信員)