【アルゼンチン】移民100年祭へ決意も新た 県連婦人部が新体制


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 ブエノスアイレス市の在亜沖縄県人連合会婦人部は4日、同県人会館3階で定期総会を開き、役員人事などを決めた。真栄田美佐子部長、玉城由美副部長が留任したほか、今回から第2副部長に東江パウラさん、幹事に新城エリラさん、副幹事に安里パトリシアさん、会計に呉屋マルタさん、副会計に安谷屋美代子さんらが決まった。
 同婦人部は沖県連の一つの部だが、活動運営は完全に独立した組織となっている。県連のあらゆるイベントで琉球舞踊の出演をはじめ、そばや弁当などの販売など活発な活動を続けている。
 婦人部の課題は高齢化への対応と2世ら後継への沖縄文化の継承。敬老会の開催をはじめ、県人会イベントの際の料理も会員が準備してきたが、最近はウチナー料理を作れる会員が減っている。
 婦人部では「高齢の一世らに指導を依頼するなど、ウチナー料理の継承のための取り組みも新役員の課題」としている。
 役員構成のあと、就任あいさつをした真栄田美佐子部長は「来年は移民100年祭。これまで以上の活動を展開しなければならない」と述べ、役員らに協力を呼び掛けた。(新垣善太郎通信員)